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イタリアのサマータイムが近々なくなるかも?
2018-9-4
イタリアでは年に2回、
秋と春に時計の針を1時間早めるor遅くするという面倒なことをして、
夏季の間、日照時間が1時間長くなる、
という「サマータイム制度」をとっていますが、
この「サマータイム制度」が近々なくなるかもしれません
もともと、「サマータイム制度」は、
「デイライト・セイビング・タイム」という英語の意味そのままで、
日照時間を長くし、活用することで
消費電力を節約しようという試みです。
そもそも何故今になって廃止の声が上がっているのかという記事が、
ニューズウィークジャパンオンラインで特集されていました。
それによると、
現在「サマータイム制度」を導入しているヨーロッパ内で、
オンラインによる世論調査が行われたそうなのですが、
その結果、84%が廃止を希望したのだそうです
これによって、
欧州委員会のユンケル委員長が
廃止に向けて動き出したようなのです。
ただ、ちょっと納得がいかないと思ったのは、
回答者の2/3がドイツ人だいうことです。笑。
ということは、
そもそもイタリア人の世論はあまり結果に反映されていないのです。
反対しているのはフィンランドや北欧諸国など
そもそも日照時間が多すぎる国ですが、
サマータイムを楽しむ傾向のある
イタリア人やスペイン人、ギリシャ人などは
初めから少数しか回答してないので、
開票結果には彼らの世論が反映されていないのです。
これらの国の世論が実際にどうなのかはわかりませんが、
ドイツ人の世論イコールヨーロッパ諸国すべての世論ではないので、
この辺りはヨーロッパという巨大な組織の運営の難しさを改めて思わされます。
「サマータイム制度」は
実際、時間が変わる日に
戸惑ったり、忘れたり、体内時計が狂ったり、と
ちょっとやっかいなのも事実ですが、
実際になくなってしまうとなると少し寂しい気もします。
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