『カルネヴァーレ』とは、
もともとどんなものなのでしょうか。
少し説明が必要ですが、
カトリックで最も重要とされるイベント、
イエス・キリストの復活祭（イースター）前の40日間は、
カトリック教徒が伝統的に禁欲と節制をする期間とされていました。
今では厳格なカトリック教徒以外
一般人の間ではあまりその習慣は残っていないのが現実ですが、
要はつらーいつらい禁欲の40日間が始まる前に、
盛大に騒いで飲んで食べて踊って楽しんでおこう（笑）というものです。
「もうすぐしたら肉もまともに食べれなくなる、
今の内に食べとけ！！＝謝肉祭」
といったところでしょうか。笑）

街中では、
思い思いに仮装した子供たちが
コリアンドロ（カラフルな紙吹雪）を両手いっぱいに抱えて、
事あるごとに投げつけながら闊歩し、
ヴェネツィアやヴィアレッジョなどでは、
衣装を着て仮面をつけ大人も大いに楽しみます。

そして、お菓子屋さんには
カルネヴァーレの伝統菓子が並びます。
写真のお菓子は、ローマではフラッペと呼ばれますが、
地方によって呼び名が違います。
ミラノではキャッケレと呼ばれるそうです。
粉砂糖たっぷりの薄〜い揚げ菓子です。
サクサク感がたまりません

カルネヴァーレの時期にイタリアに来たら
ぜひ試してみてくださいね🎵