いよいよ9月になりましたね

 ローマでは、一日中雨が降ったせいで
気温が一気に下がりました。
ほんの少しですが、秋の気配が感じられるようになりました

さて、コロナ禍の今年は、
一体どうなることやと思っていましたが、
9月2日より12日までの10日間、
例年通りヴェネツィア国際映画祭が開催されます

 今年は、第77回目の祭典となります。
今年の審査委員長は、
佇まいも生き方もエレガントで個人的に大好きな女優、
ケイト・ブランシェットさんです

9月のイタリアと言えば、
優雅で豪華なロケーションのみをとっても
世界中どこを見ても例がないほど独特な映画の祭典、
ヴェネツィア国際映画祭がなければ
夏が終わった気にならないですよね。
夏と秋の境目に毎年開催されるこのイベントは
イタリア人にとってもとても誇り高いイベントです。
まだまだ世界中がコロナ禍で大変な状況にあると言えど、
そんなイベントが開催されるのをとても嬉しく思います。

さて気になる日本からは、
黒沢清監督の『スパイの妻』（10月16日公開）が
コンペティション部門に初出品されるそうです。
その他、個人的に気になっている作品は、
景気低迷によって全てを失ってしまった
60代の女性の放浪の旅話「ノマドランド」と、
イスラエルとパレスチナの
5人の女性たちが織りなす運命の一夜の物語、
「ライラ・イン・ハイファ」です。
その他ドキュメンタリーもいくつかありますが、
全ての作品を見るのがとても楽しみです。

さて、今年の金獅子賞は、
一体誰の手に渡ることになるのでしょうか

参考記事はこちら