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ムッソリーニの理想郷、ローマのもう一つの顔
2018-10-8
日常的によく使用している道路を車で通過する時に
車窓から見えるのは、
ローマのE.U.R.地区の
なんともローマらしからぬ建物です。
今日もその姿を目にしました。
E.U.R地区(エウル地区)は、
ムッソーリニ時代の数々の建築遺産がそのまま残る、
ちょっとローマらしからぬ変わった雰囲気のエリアです。
1942年に政権を握っていたムッソリーニが、
かつてのローマの栄華を思わせるような
盛大な万博をローマで行おうと計画していたらしく、
このエリアにかつての「近代版コロッセオ」、
そして彼の想像する理想郷を
万博のために作ろうとしたのだそうです。
残念ながら万博は、
第二次世界大戦が勃発したため中止となってしまいましたが、
この「近代版コロッセオ」は、
Palazzo della Civilta’ Italiana(イタリア文明館)として
万博で使用される予定だったそうです。
そして、完成しておらず中が一部空洞なままなのですが、
未だにE.U.R地区(エウル地区)の一角に残っています。
この写真の建物は、まさしくその建物の名残です。
この建物を見るたびに、
イタリアの重い歴史を想像してしまいます。
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