我が家のローマの夏の風物詩といえば・・・
Pasquale（パスクアーレ）の
Maccarese（マッカレーゼ）産スイカです

夏はやっぱり水分をた〜っぷり含んだ
ジューシーで水々しく甘い真っ赤なスイカが食べたくなりますよね。
まん丸で大きな丸ごとのスイカを見るたびに、
子供の頃、日本でも海辺やキャンプ場で夏にスイカ割りなんかしたな〜と、
ちょっと感傷的に思い出してしまいます。

さて、イタリアでは
スイカはAnguria（アングーリア）と一般的に呼ばれていますが、
ローマでは、Cocomero（ココーメロ）と呼ばれています。
なんだか怪獣の名前みたいで、ちょっと可愛いですよね

ローマのある中央イタリアでの呼び名、
Cocomero（ココーメロ）は、
どうやらラテン語のCucumis citrullusから来ているようで、
実は植物学的には正しいのだそうです。
代わって、主に北イタリアで使われている呼び名、
Anguria（アングーリア）は、
ビザンツ帝国支配時代にまでさかのぼり、
西暦6世紀頃にビザンツ様式の文化が開花した
ラヴェンナから広がったそうです。

また、その他、イタリア南部の方では、
Melone d’acqua (水のメロン)という呼ばれ方もするのだそう

面白いですよね。

さて、ローマの我が家で夏にスイカを食べるとなると・・・、
決まってご近所のPasquale（パスクアーレ）というスイカ屋さんに行きます。
この店は、写真のように、
路上にトラックで店を出していて、
夏シーズン限定で、
ローマ近郊のスイカの名産地、
Maccarese（マッカレーゼ）の巨大スイカを売っているのです

このMaccarese（マッカレーゼ）産のスイカが
甘くてジューシーでとっても美味しいので、
夏には店にいつも行列ができています。
我が家では、夏の間必ず一度は
Cocomerata
（黙々と友人らと皆で巨大なパスクアーレのスイカを食べる日をこう呼んでいます）
をするのですが、
もちろん友人らが買ってきたり、
我が家が用意したりするスイカは
決まってPasquale（パスクアーレ）のMaccarese（マッカレーゼ）産スイカです

Cocomerataをしなければ、
夏が来たと思えない

そんなローマの夏も折り返し地点です。
郊外でちょっと中心部からは離れていますが、
真夏に美味しいスイカが食べたくなったら、
ぜひ試してみてください。

Se Trova Solo Da Pasquale Il Cocomero Speciale
Via Portuense, 392, 00151 Roma RM
TEL: 333 482 0679