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見とれてしまったオルサンミケーレ教会の主聖壇
2019-6-15
今回、フィレンツェ滞在中に、
シニョーリア広場からすぐ傍にある、
Chiesa di Orsanmichele(オルサンミケーレ教会)に初めて足を踏み入れました✨
1000年以上前に起源を持つ、
とても歴史のあるゴシック様式の教会ですが、
外観はなんとも地味・・・。
普通のその辺にある建物となんら変わりはないように見え、
注意をしていないと、
一見では教会とは分からず、
通り過ごしてしまいそうな趣きです💦
本当は、
外壁に取り付けられている様々な商業組合のシンボルとされる守護聖人の彫刻が
それぞれ特徴的でこの教会の見どころとして有名なのだそうですが、
個人的には、
組合の守護聖人よりも、
私は教会内の主聖壇の美しさに見とれてしまいました💕
教会内はとても小さく、
イタリア各地にある有名な教会のような大きさはありません。
それこそ、一部屋だけの空間が広がり、
前方右側に、この写真の主聖壇があります。
カトリック教会の内部は、
一般的に左右対称になっていることが多いような気がしますが、
この教会は一風変わったアシメトリーになっていて、
中央ではなく、この主聖壇が右手にどーんとあるところが、
どこかアンバランスで面白いなと感じました。
なんで、こういう作りになったのでしょうか。
この主聖壇は、Orcagna(オルカーニャ)こと、
本名Andrea di Cione di Arcangelo(アンドレア・ディ・チョーネ・ディ・アルカンジェロ)が、
1359年に完成したとされるタベルナクル(天蓋付き壁龕)と呼ばれるものです。
WikipediaのOrcagna(オルカーニャ)のページによると、
「イタリア・ゴシックのこの種の作品の中では最も完璧な作品」とされているのだそうです。
それもそのはず‼️
この細部の彫刻の細かさ、
繊細さがもう本当に素晴らしいもので、
一体どれだけの時間と労力をかけたら
こんなものを石から作ることができるんだろう、
と気づいたら長時間立ち尽くして見とれてしまいました。
そして、なんとこの教会は、無料で入れます。
こんなに素晴らしい歴史的遺産を、
ただで見学できるというところも
イタリアの懐の深さだなと思わずにいられません。
Chiesa di Orsanmichele(オルサンミケーレ教会)
Via dell’Arte della Lana, 50123 Firenze
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