おばあちゃんのミネストローネ💕

現在再度のロックダウン中のローマですが、
幸い同じアパートのお隣に住んでいる
イタリア人の義姉家族とは、
唯一交流ができています。
ロックダウン中は、
基本的に外出には
外出許可のための自己申請証を携帯しなければいけないので、
やはりちょっとした外出も足が遠のいてしまします。
そんな中、近くに親戚がいると思うと、
きっとお互いでしょうが、
とっても心の支えになっいます😊

ところで、先日日本の母から電話があり、
日本は春になって
お花見で結構な人が外に出ているわよ。
と言っていました。
桜の木下での会食はできないものの、
日々の行動が制限されていることのない
日本の状況が素直に羨ましいです・・・。

ローマから車で1時間ほど行った
田舎町カプラニカに住んでいる義父母とも、
もうずっと会っていません。
やはり、ご高齢の彼らを危険に遭わす目には行かないので、
私たちもずっとカプラニカに行くのを自粛しているのです。
いつも訪れたら美味しい手料理を作って
笑顔で迎えてくれた彼らに会える日が待ち遠しいです。

そんな中、
隣の家に住んでいる甥っ子のロレンツォくんが、
先日一緒に食事をしていた時に、
ぽつりと一言
「ノンナ（おばあちゃん）のミネストローネが食べたいな・・・。」
と呟きました。
それを聞いて、私も、
ちょっとうるうるとしてしまいました。
9歳でもやっぱりこのコロナ禍で
たくさん我慢していることがあるんだろうな、
と思ったからです。
やっぱりイタリアのミネストローネは
私たち日本人にとってのおふくろの味
家庭で食べる
お味噌汁みたいなものなのかもしれません。
ロレンツォくんを励ますように
みんなで「そうだね・・
早く一緒に食べれるようになるといいね。」
と言い合いました。

子供たちは、この再度のロックダウンで
学校も全てオンライン授業に切り替わってしまいました。
子供も、子供なりに
たくさん我慢してこの非日常的な毎日を
一生懸命乗り越えているんだなと思います。

4月の半ばには、80歳の義父はワクチン接種を予定しています。
その後は70代後半の義母の番です。
もちろんワクチンを接種したからといって、
すぐにまた今までの生活に戻れるわけではないと思いますが、
またおばあちゃんのミネストローネが食べれる日を、
皆で心待ちにしています💖