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ボルゲーゼ美術館のユニコーン
2016-11-15
ローマのボルゲーゼ美術館に行ってきました!
お目当は、
1505年頃、
当時20代だったラファエッロ・サンツィオによって描かれたとされる
「一角獣を抱く貴婦人」です💓
何を隠そう、
ユニコーンが大好きで、
ユニコーンのアイテムをコレクションしているので、
この絵はずっと前から見たいと思っていたのですが、
今までチャンスがありませんでした。
期待通りとても素晴らしい作品でした。
実はこの絵は多くの謎に包まれているのだとか・・・。
なんでも、
1900年頃に撮影された同作品にはユニコーンが映っておらず、
「アレクサンドリアの聖女カテリーナ」
の象徴とされている車輪が
代わりに描かれていたそうです。
それにより、
モデルの女性も
長い間「アレクサンドリアの聖女カテリーナ」だと信じられており、
ボルゲーゼ枢機卿がこの絵を入手した時には
「アレクサンドリアの聖女カテリーナ」
という題名の絵だったというのです。
しかし、
車輪に手を添える女性の手の位置が不自然だったことなど、
絵の構図に疑問を持ったイタリア人美術史家によって調査が進められ、
洗浄と修復を繰り返し行った結果、
元の絵が現れたというのです!
そう言われてみると、
聖女にしてみては、
派手な大きな宝石のネックレスをしているなと思います。
モデルの女性は今なお誰であったか
わかっていないそうですが、
出立から
裕福な貴族の女性だったのではないかと想像してしまいます。
洗浄と修復を何度も何度も繰り返す執念もすごいですが、
なんでまた元のユニコーンは隠されていたのでしょうか・・・。
そして、ユニコーンの色と形がなんだか変だなと思うのは私だけでしょうか。
もしかして、
この下にも別の絵が?!笑))
う〜ん、いわくつきの絵というのは
なんともミステリー欲をそそりますね。
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