日本からイタリアまでの安い航空券のみつけ方
イタリアに行くと決めたら、当たり前ですが、まず日本からの航空券の手配をする必要があります。今回は、年2回はイタリアと日本を行き来するイタリア在住のイタリアざんまいスタッフが常時利用し、とても便利だなと感じている海外格安航空券の一発検索サービス、イタリアまでの直行便、イタリア各地までスムーズな乗り換え便を提供している航空会社など、イタリアまでの航空券手配の際に参考になる情報をいくつか紹介します。
イタリアまでの航空券を旅行代理店を通して手配する、という手もありますが、今回はなるべく費用を抑えるべく自力で航空券を予約したい方のための日本ーイタリア間の航空券入手情報となります。
イタリアまでの海外格安航空券の検索サービス
まずは、イタリア旅行の日付が大体決まった段階で、スカイスキャナーを使って希望日のイタリアまでの航空券がどのくらいの料金なのか、目安をつけましょう。
スカイスキャナーは、国内・海外・LCC格安航空券一発検索サイトです。
とにかくものすごく便利で、どこへ行くのにも必ず利用しています!!
まずは、このスカイスキャナーで日本国内の出発都市名、イタリア国内の到着都市名、希望の出発・帰国日、人数を入力し、全世界の航空会社の格安航空券をすべて洗い出しましょう。
年末年始やゴールデンウィーク、夏休み、連休などの重なる日は、日本発イタリアは人気のデスティネーションなので、もちろん料金が高めに設定されていますので、早めに動き出すことが必要です。
検索結果では、希望の旅行日にどの航空会社が直行便を運航していて、どの航空会社が乗り換え便を提供しているか、またそのルートや乗り換え地点、乗り換え時間などが一目で分かります。もちろん格安航空券の料金も一覧にずらっと表示されます。
まずはこのサイトを利用して、日本からローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ナポリなどイタリア国内の目的地まで、希望日にどの航空会社が飛んでいて、航空券の値段は大体いくらなのかをざっと比較しましょう。
スカイスキャナー経由で検索結果に出てきた航空券を直接予約もできますが、その場合には必ず航空会社の公式サイト上の料金と比較検討してから予約することをお勧めします。また、出てきた安い料金のチケットは、オンラインエージェントの団体包括料金チケットであることが多いので、オンラインエージェントの評判も必ず要チェックです。あまり評判の良くないところを使うと、後で大変な目に遭うこともあります・・・。また、旅行会社からホテルと一緒に航空券+パッケージを組んでしまった方が断然安い、ということが多々ありますので、主要旅行会社も必ずチェックしましょう。
また、航空券の種類が、変更・キャンセル料無料のものを選ぶようにすると万が一の時にも安心です。スカイスキャナーには、便利な検索のフィルター機能がついているので、航空券の種類、希望出発・到着時間(午前、午後、深夜など)、旅程の所要時間、航空会社、など予め希望の条件を設定してから該当する航空券を洗い出すことができます。
イタリアまでの航空会社の選び方
直行便 or 乗り換え便?
直行便 or 乗り換え便?
日本からイタリアまでの直行便
2024年2月現在、日本からイタリアまで直行便を運行している会社は、1社のみです。*アリタリア-イタリア航空はあいにく経営破綻してしまい、2021年10月15日にITAエアウェイズとして生まれ変わりました。
ITAエアウェイズは、イタリアの国営航空会社でイタリアのフラッグキャリア、アリタリア航空の資産の多くを引き継ぐ予定で、2024年3月から羽田ーローマの直行便が増便され、毎日運行することが決定しています。
直行便は、目的地に乗り換えなしで最短時間でスムーズに到着できてやはりとても便利です。体力的にも乗り換え便を利用した場合に比べて消耗が少ないので、イタリア在住の私たちにとっても大変ありがたい路線です。JALやANAなど欧州のその他の都市を経由する便に比べても意外にもそこまで料金は高くないので、体力第一、と考える方には直行便はやはり重宝されますね。
【運航スケジュール】
AZ793 東京/羽田 13:20 → ローマ 20:15 月火水木金土日
AZ792 ローマ 15:05 → 東京/羽田 11:20+1(翌日着) 月火水木金土日
機材:A350-900
まだ運航開始日が決定していませんが、ANAが羽田ーミラノ線の就航を近々予定しています。コロナ前にはITAエアウェイズのローマ線は、ANAと提携して運航していたので、今後ミラノ線の就航と共に、ANAがイタリア国内を網羅するITAエアウェイズと手を組み、両社の提携が拡大するかも!!
イタリアまでの乗り換え便の選び方
日本からイタリアまでの乗り換え便は多数の航空会社が提供しています。大まかに分けて、①アジアの都市を経由する乗り換え便、②中東の都市を経由する乗り換え便、③ヨーロッパの都市を経由する3つの乗り換え方法があります。その中でも、乗り換えが比較的便利でスムーズな数社を紹介します。
JALは以前はローマ、ミラノまで直行便を運航していましたが、現在は直行便は運行しておらず、イタリアまではヨーロッパの他都市での乗り換えが必要です。
JALは現在フィンランドのフィンエアーとイタリア線を共同運航しているため、日本航空のフライトを利用してイタリアに入る場合の主な乗り換え都市は、ヘルシンキとなります。
JALを利用するメリットは、まずマイルが貯まることですね。そして、やはり日系航空会社ならではの安心感、フライト内の日本語メディアの充実などを考えると、他の乗り換え便に比べると値段は高めになりますが、利用価値は高いと思います。
また、イタリアとその他のヨーロッパの国を一緒に訪問したい場合、両社とも、航空会社のアライアンス、oneworldに加盟していてヨーロッパの提携航空会社が2社あるので、行きのフライトが成田から、帰りの空港がマドリードから、といった往復の行きと帰りの都市が違うちょっと複雑な航空券も日本航空のサイトから直接予約ができ、マイルが貯まります。
JALの提携航空会社:
英国のブリティッシュ・エアウェイズ
スペインのイベリア航空
JALの公式サイト
https://www.jal.co.jp/
また、フィンエアーは、オファーを定期的に出しているため、ヨーロッパから日本への旅行者にも大人気の路線です。以前は「アジアとヨーロッパを最短で結ぶ」とPRキャッチフレーズで、ヘルシンキでの乗り換え時間が短く設定されていて、日本からイタリアまで15時間以内と、フライト時間も最短だったのですが、ロシアがウクライナに侵攻して以来、最短ルートのロシアの上空を飛ぶことができなくなったため、現在はヘルシンキでの乗り換えを加えるとローマまで20時間ほどかかります。私個人も今までに何度も利用しましたが、空港がそこまで大きくないので乗り換えが分かりやすいのが印象的でした。こちらも公式サイトからニュースレターに登録して、定期的にオファーをチェックすることをお勧めします。早く戦争が終わってくれることを願うばかりです・・・。
フィンエアーの公式サイト
https://www.finnair.com/jp/jp/
イタリアまでの航空券を予約をする際には、JALから予約する場合と、フィンエアーから予約する場合と、全く同じフライトでも料金が異なりますので、両方の航空会社を比較してみることをお勧めします!!
ちなみに、日本航空でマイルを効率的に貯めるには、日本国内、海外での日常使いも出来て、ボーナスマイルの付くクレジットカードが最も効率的です。
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2)エールフランス
エールフランスは、おしゃれな広告と、美味しい食事で知られるフランスの航空会社です。
日本から出発し、パリのシャルル・ド・ゴール空港でイタリアまでのヨーロッパ線に乗り換えになります。パリからイタリアの各都市までは毎日かなりの数の便が飛んでいるため、乗り換えが大変便利です。
万が一日本からの便が数時間遅れてパリに到着して接続便に乗り損ねても、次のイタリア行きの便に比較的スムーズに振り分けてもらえます。
エールフランスは、プレミアム・エコノミークラスとビジネスクラスの料金が他の航空会社と比べて比較的安く設定されているため、イタリアの現地在住日本人も頻繁に利用しています。
日本からは、パリでの乗り換え時間も合わせて21時間程度でイタリアの各都市に到着となります。パリは、ロンドン、アムステルダムなど他社便で乗り換え可能なヨーロッパの都市に比べて位置的にイタリアに近く、その分現地からイタリア各都市までの飛行時間も短くなります。
また、パリのシャルル・ド・ゴール空港からはイタリア各地の大抵の小さな都市にも必ずフライトが就航してるので、パリ経由でイタリア国内の、あまりメジャーではない行きたい場所に直接アクセスすることも可能です。
エールフランスを利用する際には、実は一点だけ注意すべきことがあります。エールフランスの日本からパリの便は、イタリア便への空港での乗り換え時間がかなり短く設定されていますので、時々日本で預けた荷物が乗り換え便に乗せるタイミングに間に合わず、現地に届かないことです。実際に数回そのような目にあいました。その場合にも、イタリア国内の到着空港でロストラゲージの手続きを済ませれば翌日、短ければ同日にはパリからの次の便に荷物を乗せてもらえ、荷物はホテルまで運んでくれますが、この点は少しだけ注意が必要です。
またシャルル・ド・ゴール空港はかなり広いので、日本便到着後、イタリア便への乗り換えの際に接続時間が短いと、かなり焦ります。これは私も実際に気をつけているのですが、エールフランスを予約する際には、少し高くてもシャルル・ド・ゴール空港でのイタリアへの乗り換えの接続時間が3時間以上ある便をあえて選ぶようにしています。
エールフランスの公式サイト
https://wwws.airfrance.co.jp/ja
3)カタール航空
中東はカタールの航空会社で、最近イタリア旅行リピーターの間で人気があります。乗り換え地はカタールのドーハとなります。さすがに財力のある国の航空会社は、違います!アラブ首長国連邦のエミレーツ航空と同様に、業界でもトップクラスの最新鋭機材を揃えていることで、近年注目されています。
カタール航空をお勧めする理由は、いくつかあリます。まず、カタール航空は、あまり馴染みのない航空会社かもしれませんが、最近では日本線にとても力を入れています。そして、最新機材を使用している割には、料金が安いのです!!
日本の連休の前後や年末年始などの繁盛期でも、日によっては驚くほどの料金設定がある日もあり、日本線では他の航空会社に比べてかなり安いオファーを出しているので、日本とイタリアを往復する際には航空券を必ずチェックします。
そして、イギリスの航空サービス格付け会社、Skytrax(スカイトラックス)が発表した2022年の世界のベストエアラインランキングでは、カタール航空は3つの主要アワードを総なめしています!!「ワールド・ベスト・ビジネスクラス」、「ワールド・ベスト・ビジネスクラス・ラウンジダイニング」、「中東ベスト・エアライン」と3つの名誉ある賞を獲得し、不動の地位を確立しました。エコノミークラスでも座席の座り心地やインフライトエンターテインメントに力を入れているとして、サービス全般が高評価されたようです。
カタール航空は、ドーハからピサとヴェネツィアにも就航しているので、2度目のイタリアは、トスカーナやヴェネト地方を中心に旅行したい!というリピーターならではニーズにも的確に答えられる航空会社ではないかと思います。(*ドーハーピサ線と、ドーハーヴェネツィア線はコロナ後になくなってしまいましたが、最近CEOがインタビューで近々復活させる予定だと、発言していたので、今年中にもしかしたら復活するかもしれません!!)
一点だけ不満があるとすれば、日本からイタリアまで約22時間と、フライト時間が北回りのヨーロッパ乗り換え便に比べて非常に長いことです。当然ですが地球は丸く、赤道線に近づくに連れて距離が長くなっているので、南回りはその点飛行時間が長くなるんですね。フライトの中でいつもぐっすり寝れる、体力には自信がある方向けかな、と思います。(*現在はウクライナ戦争の影響で、その他の北回りの航空会社とあまり変わらない飛行時間となっています。)
ただ、一気に長時間のフライトを2本こなすのは辛いので、日本から一旦ドーハに入り、ドーハでストップオーバーを利用して一泊するという手もあります。この方法であれば、フライト時間も分散されますし、ぐっすりホテルのベッドで寝て体力を回復しつつ、ドーハでの観光やショッピングも同時に楽しめます。イタリア旅行のついでにドーハ観光までできてしまうので、お得と言えますね。
カタール航空の公式サイト
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以上、イタリアざんまい的イタリアまでの航空券の選び方、お勧めの航空券検索サイト、イタリアまでの格安航空券を頻繁にオファーしている航空会社の紹介でした。ぜひ航空会社選びの参考にしてみてくださいね!
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