日本からイタリアまでの安い航空券のみつけ方
2020年8月現在、世界的なコロナウィルス蔓延の影響で、各航空会社の日本からイタリアまでの直行便、乗り換え便の便数やタイムテーブルに大きな影響が出ています。コロナ後は、このページで紹介しているフライト情報から大きくダイヤやルートが変わっている可能性がありますので、必ず航空会社の公式HPから最新の情報を確認するようにしてください。
イタリアに行くと決めたら、当たり前ですが、まず日本からの航空券の手配をする必要があります。今回は、年に2回はイタリアと日本を行き来するイタリア在住のイタリアざんまいスタッフが常時利用し、とても便利だなと感じている海外格安航空券の一発検索サービス、イタリアまでの直行便、イタリア各地までスムーズな乗り換え便を提供している航空会社など、イタリアまでの航空券手配の際に参考になる情報をいくつか紹介します。
イタリアまでの航空券を旅行代理店を通して手配する、という手もありますが、今回はなるべく費用を抑えるべく自力で航空券を予約したい方のための日本ーイタリア間の航空券入手情報となります。
イタリアまでの海外格安航空券の検索サービス
まずは、イタリア旅行の日付が大体決まった段階で、スカイスキャナーを使って希望日のイタリアまでの航空券がどのくらいの料金なのか、目安をつけましょう。
スカイスキャナーは、海外格安航空券一発検索サイトです。
とにかくものすごく便利で、どこへ行くのにも必ず利用しています。(上のバナーをクリックすると、サイトに飛びます。)
まずは、このスカイスキャナーで日本国内の出発都市名、イタリア国内の到着都市名、希望の出発・帰国日、人数を入力し、全世界の航空会社の格安航空券をすべて洗い出しましょう。
年末年始やゴールデンウィーク、夏休み、連休などの重なる日はもちろん料金が高めに設定されていますので、早めに動き出すことが必要です。
検索結果では、希望の旅行日にどの航空会社が直行便を運航していて、どの航空会社が乗り換え便を提供しているか、またそのルートや乗り換え地点、乗り換え時間などが一目で分かります。もちろん格安航空券の料金も一覧にずらっと表示されます。
まずはこのサイトを利用して、ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ナポリなどイタリア国内の目的地まで、希望日にどの航空会社が飛んでいて、航空券の値段はいくらかをざっと比較しましょう。
スカイスキャナー経由で検索結果に出てきた航空券を直接予約もできますが、その場合には必ず航空会社の公式サイト上の料金と比較検討してから予約することをお勧めします。最近では、航空会社の公式サイトからの予約が一番安い、ということが多々あります。
イタリアまでの航空会社の選び方
直行便 or 乗り換え便?
直行便 or 乗り換え便?
日本からイタリアまでの直行便
現在、日本からイタリアまで直行便を運行している会社は、1社のみです。(2019年1月現在、全日空がアリタリア-イタリア航空との共同便で直行便を運行しています。直行便のスケジュールはアリタリア-イタリア航空と同じです。)
アリタリア-イタリア航空、または全日空
アリタリア-イタリア航空はイタリアの航空会社で、東京、成田国際空港からローマまで毎日、ミラノまで夏期は毎日就航、冬期は週5便就航しています。大阪、関西国際空港からは、以前は週3便直行便が運航していましたが、残念ながら現在はこの路線は廃止されました。(2019年1月現在)
直行便は、目的地に乗り換えなしで最短時間でスムーズに到着できてやはりとても便利です。体力的にも乗り換え便を利用した場合に比べて消耗が少ないのがありがたいですね。
直行便の場合、海外乗り換え便に比べてやはり値段も高くなりがちですが、日本の空港でチェックインし、機内に乗り込んでしまえばそのまま現地に到着できるので、海外旅行に慣れていない方や、他都市での乗り換え(多少の英語が必要となります)が不安な方には特にお勧めです。通常、直行便には日本人スタッフが数名乗務しているので、言葉の面でも安心です。
アリタリア-イタリア航空の公式サイトでEメールを登録してニュースレターを購読すると、期間限定の20%OFFや、事前購入割引など、様々なオファーが定期的に送られてきます。ニュースレターに登録して最新情報を常にキャッチできるようにしておくと、安く直行便がGETできます。
アリタリア-イタリア航空の公式サイト
https://www.alitalia.com/ja_jp/
全日空を通してアリタリア-イタリア航空との共同運航便を予約する場合には、実際に乗るのはアリタリア-イタリア航空と同じ便となりますが、料金は少し高めの設定になっているようです。全日空のマイルを貯めている場合には、全日空の公式サイトを通して予約する場合と、アリタリア-イタリア航空から直接予約する場合と料金を比較し、それぞれのニーズに合った方を選びましょう。
全日空の公式サイト
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/
イタリアまでの乗り換え便
日本からイタリアまでの乗り換え便は多数の航空会社が提供しています。大まかに分けて、アジアの都市を経由する乗り換え便、中東の都市を経由する乗り換え便、ヨーロッパの都市を経由する3つの乗り換え方法があります。その中でも、乗り換えが比較的便利でスムーズな数社を紹介します。
日本航空は以前はローマ、ミラノまで直行便を運航していましたが、現在は直行便は運行しておらず、イタリアまではヨーロッパの他都市での乗り換えが必要です。
日本航空は現在フィンランドのフィンエアーとイタリア線を共同運航しているため、日本航空のフライトを利用してイタリアに入る場合の主な乗り換え都市は、ヘルシンキとなります。
日本航空を利用するメリットは、まずマイルが貯まることですね。そして、やはり日系航空会社ならではの安心感、フライト内の日本語メディアの充実などを考えると、他の乗り換え便に比べると値段は高めになりますが、利用価値は高いと思います。
また、イタリアとその他のヨーロッパの国を一緒に訪問したい場合、ヨーロッパの提携航空会社が数社あるので、行きのフライトが成田から、帰りの空港がマドリードから、といった往復の行きと帰りの都市が違うちょっと複雑な航空券も日本航空のサイトから直接予約ができ、マイルが貯まります。
日本航空ヨーロッパ内の提携航空会社:
英国のブリティッシュ・エアウェイズ
スペインのイベリア航空
フランスのエールフランス
日本航空の公式サイト
https://www.jal.co.jp/inter/
また、フィンエアーは、最近は格安のオファーを定期的に出しているため、ヨーロッパから日本への旅行者にも大人気の路線です。「アジアとヨーロッパを最短で結ぶ」とPRキャッチフレーズにもある通り、ヘルシンキでの乗り換え時間が短く設定されていて、日本からイタリアまで15時間以内と、フライト時間も最短です。実際に今までに何度も利用しましたが、空港がそこまで大きくないので乗り換えが分かりやすいのが印象的でした。こちらも公式サイトからニュースレターに登録して、定期的にオファーをチェックすることをお勧めします。
フィンエアーの公式サイト
https://www.finnair.com/jp/jp/
イタリアまでの航空券を予約をする際には、日本航空から予約する場合と、フィンエアーから予約する場合と、全く同じフライトでも料金が異なりますので、両方の航空会社を比較してみることをお勧めします。
ちなみに、日本航空でマイルを効率的に貯めるには、日常使いも出来るクレジットカードが最も効率的です。
↓マイルがどんどん貯まります。↓
2)エールフランス
エールフランスは、おしゃれな広告と、美味しい食事で知られるフランスの航空会社です。
日本から出発し、パリのシャルル・ド・ゴール空港でイタリアまでのヨーロッパ線に乗り換えになります。パリからイタリアの各都市までは毎日かなりの数の便が飛んでいるため、乗り換えが大変便利です。
万が一日本からの便が数時間遅れてパリに到着して接続便に乗り損ねても、次のイタリア行きの便に比較的スムーズに振り分けてもらえます。
エールフランスは、プレミアム・エコノミークラスとビジネスクラスの料金が他の航空会社と比べて比較的安く設定されているため、イタリアの現地在住日本人も頻繁に利用しています。
日本からは、パリでの乗り換え時間も合わせて平均16時間〜20時間程度でイタリアの各都市に到着となります。パリは、ロンドン、アムステルダムなど他社便で乗り換え可能なヨーロッパの都市に比べて位置的にイタリアに近く、その分現地からイタリア各都市までの飛行時間も短くなります。
また、パリのシャルル・ド・ゴール空港からはイタリア各地の大抵の小さな都市にも必ずフライトが就航してるので、パリ経由で直接行きたい場所に直接アクセスすることも可能です。
エールフランスを利用する際には、実は一点だけ注意すべきことがあります。エールフランスの日本からパリの便は、イタリア便への空港での乗り換え時間がかなり短く設定されていますので、時々日本で預けた荷物が乗り換え便に乗せるタイミングに間に合わず、現地に届かないことです。実際に数回そのような目にあいました。その場合にも、イタリア国内の到着空港でロストラゲージの手続きを済ませれば翌日、短ければ同日にはパリからの次の便に荷物を乗せてもらえ、荷物はホテルまで運んでくれますが、この点は少しだけ注意が必要です。
またシャルル・ド・ゴール空港はかなり広いので、日本便到着後、イタリア便への乗り換えの際に接続時間が短いと、かなり焦ります。これは私も実際に気をつけているのですが、エールフランスを予約する際には、シャルル・ド・ゴール空港でのイタリア便への乗り換えの接続時間が3時間以上ある便を選ぶようにしています。
エールフランスの公式サイト
https://www.airfrance.co.jp
3)カタール航空
中東はカタールの航空会社で、最近イタリア旅行リピーターの間で人気があります。乗り換え地はカタールのドーハとなります。さすがに財力のある国の航空会社は、違います!アラブ首長国連邦のエミレーツ航空と同様に、業界でもトップクラスの最新鋭機材を揃えていることで、近年注目されています。
カタール航空をお勧めする理由は、いくつかあリます。まず、カタール航空は、あまり馴染みのない航空会社かもしれませんが、最近では日本線にとても力を入れています。そして、最新機材を使用している割には、料金が安いのです!!
日本の連休の前後や年末年始などの繁盛期でも、日によっては驚くほどの料金設定がある日もあり、日本線では他の航空会社に比べてかなり安いオファーを出しているので、日本とイタリアを往復する際には航空券を必ずチェックします。
そして、イギリスの航空サービス格付け会社、Skytrax(スカイトラックス)が発表した2018年の世界のベストエアラインランキングでは、世界2位の航空会社の座を受賞しています。エコノミークラスでも座席の座り心地やインフライトエンターテインメントに力を入れているとして、サービス全般が高評価されたようです。
ドーハからは、ピサとヴェネツィアにも就航しているので、2度目のイタリアは、トスカーナやヴェネト地方を中心に旅行したい!というリピーターならではニーズにも的確に答えられる航空会社ではないかと思います。
一点だけ不満があるとすれば、日本からイタリアまで約22時間と、フライト時間が北回りのヨーロッパ乗り換え便に比べて非常に長いことです。当然ですが地球は丸く、赤道線に近づくに連れて距離が長くなっているので、南回りはその点飛行時間が長くなるんですね。フライトの中でいつもぐっすり寝れる、体力には自信がある方向けかな、と思います。
ただ、一気に長時間のフライトを2本こなすのは辛いので、日本から一旦ドーハに入り、ドーハでストップオーバーを利用して一泊するという手もあります。この方法であれば、フライト時間も分散されますし、ぐっすりホテルのベッドで寝て体力を回復しつつ、ドーハでの観光やショッピングも同時に楽しめます。イタリア旅行のついでにドーハ観光までできてしまうので、お得と言えますね。
カタール航空の公式サイト
以上、イタリアざんまい的イタリアまでの航空券の選び方、お勧めの航空券検索サイト、イタリアまでの格安航空券を頻繁にオファーしている航空会社の紹介でした。ぜひ航空会社選びの参考にしてみてくださいね!
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