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ベルニーニのプロセルピーナの略奪で鳥肌!!
2016-11-17
ボルゲーゼ美術館の感動から
未だ覚めません。笑)
ローマに住んで
13年以上も経つというのに、
今まで一度も訪れたことがなかったことが
とっても恥ずかしいです・・・💦
こんなに素晴らしい作品のオンパレードなら、
もっと早くに行っておくべきでした。
ボルゲーゼ美術館は、事前予約が必要なこともあり、
「まあいつか行けるだろう」
と気楽に構えていました。
東京に長年住む人が
東京タワーに行ったことがないのと
同じような感覚でしょうか・・・。
ボルゲーゼ美術館は、
国立美術館ですが、
そんなに大きな美術館ではありません。
ローマ中心部にあるボルゲーゼ公園内の一画にひっそりと立ち、
シエナ出身の名門貴族、
ボルゲーゼ家の屋敷が
そのまま美術館となったものです。
ボルゲーゼ家の歴代芸術作品のコレクションが
1階と2階に展示されているのですが、
比較的大きな美術館が目白押しのローマの中では
小さな部類の美術館です。
展示作品のうち、
ベルニーニの彫刻は何体かあるのですが、
先日紹介した「アポロとダフネ」の他にもうひとつ、
とても感動した作品がありました。
「プロセルピーナの略奪」
です。
神話の内容は長くなるので割愛しますが、
ギリシャ神話の冥界の王ハデスに見初められた
大地の女王の娘であったプロセルピーナが
黄泉の国にさらわれていく瞬間を
大理石で表現したものです。
これは近くで見ると本当に鳥肌が立ちます!!
しっかりとプロセルピーナの太ももを捕らえた
ハデスの指は圧巻です。
まるで彼女の肌が
生きた人間の肌であるかのように
弾力を持っているように見えます。
硬い大理石の彫刻とは思えません。
そして、ここにも空気の動き、
二人の切迫した表情、
引き裂かれる瞬間の苦悩が
見事に表現されています。
これを神業と言わずしてなんと言うのでしょうか・・・。
ベルニーニは本当に天才ですね。
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