先月29日、
スターバックスコーヒーが
2017年年始にイタリア、ミラノに一号店をオープンすると正式に発表しました！
これを受けて、イタリア人の間では既に論争が始まっています。

それもそのはず。
イタリアといえば、コーヒーを嗜む文化そのものが米国、その他の国とかなり異なります。
イタリアでは珈琲店で長居をする、仕事をする、ゆっくりと会話を楽しむという習慣がないばかりか、
コーヒーへのこだわりも相当です。

イタリアでは、コーヒーといえばエスプレッソ。
コーヒーのアロマが凝縮されたエッセンスを立ち飲みでカウンターで飲むのが常識です。
飲み方にも人それぞれかなりのこだわりがあり、
陶器のデミタスカップで頼む人もいれば、
グラスでという人、
数滴だけミルクを垂らして、
と頼む人もいます。

カプチーノにいたってはミルクの温度から、
泡のボリュームや濃さなど個人個人かなりのこだわりがあり、
イタリアのバリスタは本当に大変だな、といつも思います。

そんなイタリアのコーヒー事情なので、
米国式のコーヒーチェーンが上陸することに対して、
もはや世紀末だ、あれはコーヒーではない。
あんなまずいコーヒーを飲むくらいなら死んだほうがましだ。
などと嘆く声も。
一方、旅行慣れしていて新しいもの好きの人々の間では、
ようやくイタリアにもスターバックスができるなんて嬉しい！
という声もちらほら。
来年オープン後、どんな反響が待っているのか、今から興味津々です。

スターバックス公式サイトのプレスリリース
https://news.starbucks.com/news/starbucks-announces-it-will-open-stores-in-Italy-in-2017