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ハウス・オブ・グッチの正直な感想。「えっ?!」と思ったことが3つありました・・・。
2022-2-20
ハウス・オブ・グッチで「えっ⁉️」
現在公開中の映画、「ハウス・オブ・グッチ」を観ました✨
この映画は、
イタリア好きの皆さんはすでにご存知かもしれませんが、
タイトル通り、
1921年に創業されたイタリアン・モーダの老舗、
GUCCI(グッチ)の創業者であるグッチ家の歴史を語ったものです。
ネタバレになってしまうといけないので、
ここではストーリーは割愛しますが、
莫大な金とブランド内の権力をめぐる親族間の闘争、
裏切り、生憎が入り混じったかなり血生臭いストーリーです。
元になったのはイタリアではかなり有名な事件で、
未だに語られることのあるストーリーです。
監督は、巨匠リドリー・スコットで、出演俳優も超豪華💕
アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、
アダム・ドライバー、サルマ・ハエックなど
有名どころが出演しています。
そして、一番話題となったのは・・・
もちろんこの人!
主演女優のレディー・ガガです。
この映画がイタリアで公開される前に
レディー・ガガ本人が、
イタリアの有名テレビ番組、
「Che Tempo che fa(ケ・テンポ・ケ・ファ)」に出演したのを見たのですが、
インタビューに中に、
「役作りのために徹底的に
実際のPatrizia Reggiani(パトリツィア・レッジアーニ)女史の
イタリア風の英語のアクセントを研究したの。」
と語っていました。
彼女は、イタリア系のアメリカ人なので、
この映画で実在するイタリア人の役を演ずることに、
かなり思い入れがあったようです。
ただ、この番組の後、
実在するPatrizia Reggiani(パトリツィア・レッジアーニ)女史が激怒し、
「私の役を演ずるのに、私に挨拶にも来なかった、
なんて失礼な女優なんでしょう💢」と
レディー・ガガのことをディスったらしいです😅
イタリア中でゴシップになっていました。
さてさて・・・・
なんでこの映画で私が「えっ⁉️」と思ったかというと・・・
それには3つの理由があります。
一つ目は、
映画の紹介欄で、
「貧しい家庭出身だが野心的な
Patrizia Reggiani(パトリツィア・レッジアーニ)」
という解説文があったのですが、
実際には、「貧しい家」とはちょっと違うのでは?と思いました。
彼女は、運送会社を経営している父親の元で働いていたので、
イタリアではImprenditore(企業家・経営者)の家庭なので、
「貧しい家」とはちょっと違う気がします。
二つ目は、
「知性と美貌で魅了し」という下りです。
美貌は確かなのですが、
映画の中で、クリムトの絵をピカソと間違えたり、
フランス語の発音を間違えて
上流階級の旦那の友人の前で恥を描いたりして、
彼女の文化的な教養や
知性のなさを描写しているシーンがいくつかありました。
なので、彼女が知性的であった、
というのはちょっと違うのかなと思いました。
三つ目は、
細かいですが、ちょっと許せなかったことです😂
映画の中に主人公でグッチ家の御曹司
Maurizio Gucci(マウリツィオ・グッチ)が住んでいる家が
何回か出てくるのですが(最後の決定的なシーンも・・・)、
彼は実際はミラノに住んでいて、
事件もミラノで起こったにも関わらず、
撮影場所がローマなのです‼️
ローマらしいパステルピンクの建物の壁の色に、
中央の広場に特徴的で有名な噴水とアーチがあるので、
ローマだとすぐに分かりました。
この広場には何度か行ったことがあります。
確かに、物凄く絵になる広場なので、
「イタリアらしく映画的」ではあるのですが、
「えっ⁉️これはローマでしょ・・・💦」と思いました。
どうでもいいことかもしれませんが、
こういうところすごく気になるんですよね・・・笑
見る機会があれば、
皆さんもぜひ気をつけて観察してみてください‼️
そして感想を教えてください〜😊
ハウス・オブ・グッチ公式サイト
https://house-of-gucci.jp
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