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ヴァチカンがコロナ禍で枢機卿の給料10パーセント削減を決定
2021-3-24
長引くパンデミックの影響を受け、
ローマ法王が、
枢機卿をはじめとする
ヴァチカンのすべての宗教者の
給与を削減することを決定したそうです‼️
このヴァチカン全体の支出の見直しによって、
彼ら枢機卿の給与
(最近まで約5万ユーロだったと確認されているようです)が
10%削減されることになります。
その他のレベルの聖職者や職員なども、
全体的に3%から8%の減給だそうです。
パンデミックによって悪化した財政危機を考慮して、
フランシスコ法王が決断されたとのことで、
対象となるのは、
ヴァチカン市国総督府、
その他の関連組織の職員全てです。
上位者には給料に加えて、
年功序列ボーナスもあったようですが、
これらのボーナスも停止されるそうです。
そもそも、
聖職者に給料があったこと自体
知らなかったのでびっくりですが、
10%削減と言っても、
枢機卿には年間5万ユーロ支給されていたのだとすると、
月に換算すると4167ユーロ
(本日のレートで約53万5千円程度)。
そこから10%を引いたとして、
月3750ユーロ
(本日のレートで約48万2千円程度)
の給料がもらえるんですね・・・😅
ヴァチカンの方々は
聖域内での経費(住居費、食費、税金など)も
全く払わないはずなので、
生活自体にかかる経費はないはずですよね。
だとすると、
案外結構な額だな・・・
と思ったのは私だけでしょうか。
フランシスコ法王は、
「経済的に持続可能なヴァチカン市国の未来のためには、
今日、バチカン職員の給与に関する措置を
講じる必要があります」と、
指摘されているそうです。
確かに、コロナ禍の2020年、
ヴァチカンの収益はかなり減ったはず・・・。
ヴァチカン美術館の世界中からの訪問者の
入場料などによる収入だけでも
相当な額だったということを考えると、
このような措置もしょうがないのかもしれません。
実際、20121年のヴァチカンは、
30%の収入減により、
5,000万円の「赤字」をとなると予想されています。
イタリア政府の収支に比べると天と地の差ですが、
それでも、
ヴァチカンが赤字になったということ自体が
歴史的なことなのかもしれません。
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