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イタリアのエイプリルフールは『4月の魚』?
2017-4-1
4月1日は、エイプリルフールでしたね
イタリアでは
エイプリルフールはPesce d’aprile(4月の魚)と呼ばれています。
まあすることは世界共通で、
イタリアでも『嘘を堂々とつける日』ということになっています。
子供達は、魚の絵を描き、
その絵を人の背中にぺたっと貼りつけて、
気づかない本人をくすくすと笑う、
といういたずらを楽しみにしています。
この魚のシールがイタリアのどの家庭でも見られる定番のいたずらです。
それにしても・・・
なんで魚
と思ってしまいますよね・・・。
実は、いろんな説があるようで、
はっきりとした由来は分かっていないようなのですが、
イタリア語版Wikipediaによると、
一つ目の由来は、
カトリック教会において徳と聖性が認められた『福者』であった
北イタリア、アクイレリアのBertrando di San Genesioという人物が、
喉に魚の骨が詰まったローマ教皇を奇跡的に救ったところ、
その恩恵が認められ、
アクイレリアでは4月1日に魚を食することが禁止された、
という説です。
もう一つの説は、
4月は魚の産卵期で漁師達が公に漁をすることを禁止されていたため、
本物の魚の代わりに魚を絵やモチーフのものを
冗談交じりで交換し合っていたという説です。
そして、最も信頼性の高いと言われている説は、
16世紀のフランスではないかと言われているそうです。
ヨーロッパでは1582年にグレゴリオ暦が採用される前には、
3月25日から4月1日までの間に年越しを祝い、
プレゼントを交換し合う習慣がありました。
しかし、
ローマ教皇グレゴリウス13世の改革によって、
年越しは1月1日となったため、
冗談交じりで
4月1日に空のギフトボックスを送る習慣が流行った
という説です。
フランスでも、
4月1日はイタリア語と同じく、
ポアソンドールアヴリル(4月の魚)と呼ばれているそうです。
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