フォロ・ロマーノの絶景撮影ポイント
ローマに来たら誰もが訪れるであろうフォロ・ロマーノの遺跡。2000年の時を超え、今もなお訪れる人の心に深い感動と情熱を呼び覚ましてくれるローマが誇る世界遺産です。さて、そんなフォロ・ロマーノですが、実際に中に入ってみると、敷地はとても広大で、中から全景がバッチリ撮影できるわけではありません。
でもやっぱり、フォロ・ロマーノをベストロケーションから撮影したい!と思う方に向け、今回は、ローマ在住の私が、日本から友人が来た際に必ず訪れるフォロ・ロマーノのベストショットが撮れる撮影ポイントを二つほど紹介します。どこで撮影するとあの素晴らしい景色をカメラに収めることができるのか、これを読めばバッチリわかります。
フォロ・ロマーノ絶景への足掛かり、カンピドーリオ広場
さて、準備はいいですか?まずは、フォロ・ロマーノの絶景を求めて、カンピドーリオ広場を目指しましょう。カンピドーリオ広場は、巨大な白亜の建造物、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂のあるヴェネツィア広場と隣接しているので、すぐに分かるかと思います。
あのミケランジェロが設計したことで有名なカンピドーリオ広場は、こちらもまた、ローマを観光される方は誰もが絶対に一度は訪れる世界的に有名な観光地です。ヴェネツィア広場の一角から階段を上がりきった所にあるカンピドーリオ広場には、現在ローマ市庁舎とカピトリーニ美術館、コンセルヴァトーリ宮殿、ヌオーヴォ宮があります。
ヴェネツィア広場からカンピドーリオ広場へは階段を上がっていくのですが、実は左右に2つの階段があります。右側奥の階段がカンピドーリオ広場へと上がる階段で、左側の階段は7世紀にはすでに現在の場所に建てられていたというサンタ・マリア・イン・アラチェリ教会が階段を上がりきったところにあります。サンタ・マリア・イン・アラチェリ教会は、サッカーセリエA、ASローマのキャプテンであるフランチェスコ・トッティと美人タレントのイラリー・ブラージがかつて結婚式を挙げた教会で、言わずと知れたローマっ子の憧れの教会です。現在この教会で結婚式を挙げるのには何年も待たなければいけないとか。
話が外れましたが、カンピドーリオ広場への階段を上がりきった所から見て、カンピドーリオ広場の正面に建つのが現ローマ市庁舎です。一言で言ってとても美しい威厳のある美しい市庁舎です。ミケランジェロ設計の広場に自分の属する市の市役所があるなんて、やはりローマ市民が「ローマ人」であることに異常な誇りを持つのも分かるというものです。市庁舎がフォロロマーノの上に建っているなんて、この建物自体がローマ人の誇りであるというのも本当に頷けます。
さて、今度は広場の左右に目を向けてみましょう。左右の建物はカピトリーニ美術館とヌオーヴォ宮です。カピトリーニ美術館は、市民に一般という形で公開された世界最古の美術館です。
右側のファサード内の一部には、結婚式を挙げられるローマ市庁舎の一室があり、ここで宗教婚ではない(イタリアでは結婚式はカトリック式で挙げるのが一般的です)結婚式を挙げることができます。6月や9月、10月など、イタリア人が好んで結婚式を挙げる季節には大混雑。ここでは30分おきに式が挙げられるため、ここから出てくる花嫁花婿の姿を次々と見ることが出来ます。
私もこの市庁舎での友人の結婚式に出席したことがあるのですが、カトリック教会の式と違い、あっという間に終わってどこか「形式だけ」という印象を受けました。花嫁花婿はカンピドーリオで写真撮影をした後、まるでおとぎ話の王子と王女になったかのようにカンピドーリオ広場の長い階段を下り、リムジンや高級車に乗って結婚式のレセプションが行われるレストランなどへ移動してゆきます。周りの景色がそれだけで絵になるので、本当にまるで夢物語のようです。古代ローマの建物の間でポーズをとるイタリアの美男美女も本当に絵になります。
フォロ・ロマーノ絶景ポイント①
さて、このカンピドーリオ広場には絶景写真撮影ポイントが2か所あります。
まず、正面の市庁舎の左側の道を進み、階段を下りずに行き止まりのちょっとした公園のようになっているところからは、トラヤヌスの市場、フォーリ・インペリアーリなどが一望できます。まるで本当に古代ローマにタイムスリップしてしまったかのような古代ローマのパノラマが目の前に広がります。木陰にベンチもあるので、歩き疲れた足を休めるためにここでゆっくり一息つくこともできます。
上の大きなサイズの写真は、このスポットから見下ろす絶景を初夏に撮影した写真です。晴れた日には気持ちの良い青空がバックの、ローマならではの素敵な写真が撮れますよ!
ここからヴィットリオ・エマヌエーレ2世統一記念碑の横を沿う形で下へ降りる階段を降りていくと、階段を降り切ったところには、ヴェネツィア広場とコロッセオを繋ぐ、フォリ・インペリアーリ通りがあります。フォリ・インペリアーリ通り沿にはトラヤヌスの市場が広がります。
フォロ・ロマーノ絶景ポイント②
次に、市庁舎の右側の道、カンピドーリオ通り(Via del Campidoglio)を少し下っていくと、フォロ・ロマーノを上から眺めることが出来る絶景ポイントに辿り着きます。目の前にはそれはそれは壮大なフォロ・ロマーノのパノラマが広がります。
この場所は、先ほど紹介したローマ市庁舎のちょうど裏側にあたります。ここからは、ローマ市庁舎がフォロ・ロマーノの上に威厳高くそびえ立っているのがはっきりとわかります。個人的には、ここからの絶景がベストショットです。上の大きなサイズの写真はここから撮影しました。
気づきましたか?この景色は、なんと、ローマ市庁舎の中から見える景色と同じなんです。ローマ市庁舎には、フォロ・ロマーノの全景を上から眺めることができる特等席のテラスがあり、VIPを招待した際などに、市長が自らローマの歴史のウンチクを語りながら、古代ローマの自慢話をするのでしょうか。こんな景色を毎日見ながら仕事が出来るローマ市役所の役人は幸せだな、やっぱりローマ帝国は偉大だ、と思ったり。
フォロ・ロマーノ絶景ポイントまとめ
いかがでしたか?あの雄大なフォロ・ロマーノの絶景ショットはちゃんと撮れましたか?撮影には、もちろん晴天の日がベストですが、雨の日や曇りの日もそれはそれで趣があります。カンピドーリオ広場を訪れた際には、ぜひこの2か所の撮影ポイントは見逃さないでくださいね。まるで絵葉書のような異次元のフォロ・ロマーノを目の当たりにすることができますよ。
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