今週は、
ローマから車で小一時間ほどの小さな田舎町、
Capranica（カプラニカ）の
セカンドハウスに来ています🌿

イタリアは梅雨がないので、
今の季節はちょうど
初夏の一番いい時期です😊

カプラニカは、
ローマから大抵2,3度気温が低く、
木々に囲まれていて、
真夏のように暑すぎずもなく、
とても過ごしやすい土地ということもあり、
最近は観光客が増えています。

ヘーゼルナッツの産地で、
至る所にヘーゼルナッツの木が
植えられているのも特徴的です。

実はこのセカンドハウスは、
義父とパートナーが、
二人で一からコツコツと
15年以上かけて建てた
2階建ての一軒家なんですが、
数年前に完成し、
現在は私たちが使わない期間は、
世界中の旅行者の方に貸出しています。

今回は、来週から、
ドイツ人のご夫婦が
数週間滞在される予定で、
そのチェックインのために
やってきました😊 

いつも思うのですが、
ヨーロッパの人々のヴァカンススタイルは、
本当に日本と違うな〜、
優雅だな〜、
ということです。

イタリア人ももちろん
例外ではありませんが、
ヨーロッパ人の夏のヴァカンスは
皆、思い思いに2,3週間ほどゆっくりと、
どこか海や山など自然の中で
長期間滞在するのが一般的です。

どこかを拠点にして車で周辺を廻ったり、
ちょっと遠出して電車で街まで行ったり、
海や湖に足を伸ばしたり、
毎日まるで住んでいるかのように
長期間のヴァカンスを楽しみます。

こんなゆーったりとしたヴァカンスなら、
心も体も癒されるわ💕

と思ってしまうのは
私だけでしょうか。

カプラニカの
セカンドハウスがある敷地内には
義父と義母も住んでいるのですが、
広大な敷地では、
たくさんの動物や植物を目にすることができます。

私たちが到着したちょうどその時、
義父が庭でラズベリーを摘んでいました✨

そして、義母は、
台所で何やらグツグツとやっています。
家に入った瞬間に
ふわーっと美味しい香りが‼️ 

何を作っているのか聞くと、
「今日のランチのための
Brodo（ブロード）を作ってるのよ」
という返事でした。

イタリアでは
野菜と肉を煮込んで作るブイヨンのことを、
Brodo（ブロード）と呼びます。
義母のブロードは、
派手さや豪華さは全くないけれど、
シンプルな素材の旨みが凝縮されていて、
私も大好物です😋

義母は今年80歳になるのですが、
全く料理に手を抜きません。
一つ一つが心がこもって、
手がかかっていて
丁寧な仕事がされているなぁ、
といつも感心します。

そして、今日のお楽しみのランチは、
牛肉のブロードでした。
一斎化学調味料を使わずに、
シンプルに牛肉と香野菜の甘味だけで
いただく義母のブロードは絶品です💕

ブロードで手打ちの正方形のパスタを煮込んで
煮込みパスタのような感じでいただきます。
出汁を取った牛肉は細かく割いて、
セコンドに。
シンプルに塩と
エクストラ・バージン・オリーブオイルの
やわらかな味付けです。

野菜の味がしっかり染み込んだ
牛肉がとっても甘い‼️

もちろん私も
家でよくブロードは作りますが、
全く同じように作っても、
絶対に義母のブロードの味にはならないんですよね・・・😅

いつかこんなブロードが作れるようになりたいな、
と思いつつ、
ありがたく昼食をいただきました💕