Photo by Christie’s

✨エンニオ・モリコーネ巨匠の
凄すぎる家が売りに出されました‼️✨

映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の
映画音楽で世界中を感動で沸かせた
イタリア人作曲家、
Ennio Morricone（エンニオ・モリコーネ）氏の
住んでいたローマの家が、
クリスティーズ
（世界中で最も知られているオークション・ハウス）
にて競売にかけられることになったそうです。

エンニオ・モリコーネ氏が
60年間にわたる彼の作曲家人生に幕を閉じ、
イタリア中の涙の中
他界したのは、
コロナ禍、今から2年前の2020年7月です。

クリスティーズの公式HPによると、
今回競売にかけられた
エンニオ・モリコーネ氏の家は、
巨匠がローマ郊外のエウル地区に移るまでの
30年間を過ごした
ローマの歴史的中心部、
アラ・コエリにある物件（アパート）だそうです。

取引開始の価格は、
なんとびっくり、
1200万ユーロ
（本日のレートで約16億4千万円）
です・・・🔥

大富豪の方々にとっては
大したことのない値段なのかもしれませんが、
一般市民にとってみたら
アパートといえどものすごい値段ですよね・・・😅

でもそれもそのはず。
これがただの物件ではないんです‼️

なんと、建物自体が
16世紀末のイタリアン・バロックの巨匠
Giacomo della Porta（ジャコモ・デラ・ポルタ）が
設計した歴史的建造物だというから驚きです。

もちろん、立地が立地ですから、
テラスからは息を呑むような
ヴェネチア広場一帯の古代ローマの絶景が・・・💕

まるで映画のセッティングのような眺めです。

クリスティーズの公式HPで
物件の詳細写真を見ましたが、
もはや、
ただのアパートと言った域を完全に超えています。

この立地で、
2階建てのAttico
（ペントハウスのこと。
イタリア語ではアッティコと言います。）で、
なんと総面積は
1000平方メートル。
凄すぎですよね・・・✨

アパートには3つの玄関があり、
1階部分には5mの装飾天井と
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂が
眺められるレセプションホール、
それにカンピドーリオの眺めが美しい
3つのコーナーウィンドウを持つ書斎があります。

さらに、ダイニングルームを備えた
もう一つのリビングルーム、
キッチン、4つのベッドルーム、
4つのバスルームが備わっているとのこと。
ここまでが1階部分です💦

さらに、上階は
6世紀前の芸術品とも言える
木製の梁がむき出しになった
素晴らしい木の天井となっていて、
4つのリビングルーム
（3つは暖炉付き）、
キッチン、5つの寝室、
4つのバスルームがあるそうです。

あ、それからもちろん
メイドさん用の
もう1つの寝室とバスルームも。
ここまできたら、
一体何人で住んでたんだ、
と突っ込みたくもなってきますが😂、
さすがは巨匠。
贅の限りを尽くしたアパートです。

でも本人は、
1980年代後半から住んでいた
この豪華なアパートを離れ、
2017年からは
ローマ郊外のEUR地区で
緑の中で生活をしていたのだとか・・・。
最期はローマの喧騒を離れ、
静かに迎えたかったのかもしれませんね。

さて、一体どんな人が
このアパートの
新たな所有者になるのでしょうか。
興味津々です‼️

物件自体の価値はもちろん、
エンニオ・モリコーネ氏の眼を通して見た、
同じローマの姿を、
今そこから暮らしながら
見ることができること自体にも
芸術的価値があると思います。

案外ローマとエンニオ・モリコーネ氏の
歴史の一部を手に入れるお値段、
と考えると
逆にお安いのかもしれませんね。