Covid-19後のヴェネツィア市内は?
皆さんこんにちは!新型コロナウィルスの影響で多大な被害を受けたイタリアですが、2020年6月18日現在、新たな感染者数は連日確実に減少傾向にあります。イタリアは、欧州で一番初めに都市封鎖(ロックダウン)に踏み切った国ということもあり、6月3日には欧州内他国に先駆け、初めてEU加盟国への国境封鎖を完全に解除しました。
現在はヨーロッパとの国境が開かれたことから、ヨーロッパ人の観光客が少しずつではありますが戻りつつあります。今回はそんな今のヴェネツィアの様子をリポートしました。
ヴェネツィア本島の人口と観光客
驚くことに、ヴェネツィア本島だけの在住人口は現在たったの52000人余りです!新型コロナ以前のヴェネツィアへの世界各国からの観光客数は、延べ人数で2000万人を超えていると言われていたので、住民の数とのアンバランスが非常に大きいことでも知られています。
観光地を支えるために、レストランやホテルを始め、公共交通機関や輸送などに携わる人たちも、その多くはメストレなどの陸地側から通勤しています。そのような事実があるため、コロナ影響後のヴェネツィアは、時期によっては、ひとっこひとり歩いていないようなエリアも多く見受けられました。
5月以降段階を経て都市封鎖(ロックダウン)をゆるやかに解除していき、現在は少しずつ観光客ももどりつつあります。
コロナ後、ヴェネツィア市内の雰囲気
観光客は今のところほとんどがイタリア人です。外国人は多くがドイツ系の人たちのようでした。6月に入ってからは暑さもあるのか、歩いている人はマスクをする人、しない人が混在しています。
ヴェネツィア人が愛するバカロ(立ち飲み屋さん)やバールでは、社会的距離を確保できるよう、広場に椅子やテーブルを間隔をかけて配置し、利用客は以前のように食前酒などをゆっくりと楽しむ様子がうかがえます。
スーパーや薬局では、相変わらず、きちんとマスクをして間隔を空けて、店の外で並んで入店を待つ人がみられます。もともと人口が少ないため、他の大都市ほどは長時間待ったり混乱が起きたり、ということはあまりないようです。守るべきことはきちんと守りながら、みな落ち着いていて、普通の日常を取り戻しつつあるように思われました。
まだまだヨーロッパ以外の国々からの観光客が戻っていない以上、非常に静かなヴェネツィアです。逆に言えば、「こんなに落ち着いて静かで美しい夏のヴェネツィアは見たことがない!!」と、観光客も地元の人たちも、今だけの特別な時間を楽しんでいるかのようです。
まだ日帰りのイタリア人が多いせいか、朝や夕景の静けさと美しさは格段に素晴らしいです。運河には、カモや魚が自由に泳いでいて、カンポ(広場)の木々を見上げると小鳥のさえずりが絶えず聞こえてきます。ヴェネツィア本島に限らず、ラグーンに浮かぶすべての島々では、わずかな時間に自然を取り戻した部分も多いでしょう。
こちらの写真を撮った時は、夕刻で、まだ人があまりいない状況でした。逆に言えば、いつもの観光客でごった返したヴェネツィアではない、ヴェネツィアの本当の顔、静かに佇む街の魅力をカメラに収められるのは、今かもしれません。
ヴェネツィアの街を一緒に散策しませんか?
いかがでしたか?今回は、コロナ後のヴェネツィアの街の様子を紹介しました。少しずつ街に人が戻りつつあるヴェネツィアの街を、最も効率の良いルートで時間を最小限に使いながらご案内します!
散策中にヴェネツィア人が愛するバカロ(立ち飲み屋さん)をはしごしたり、喜ばれるお土産に最適なショップに立ち寄ったり、地元の人しか知らないような運河沿いの小道を散策したり・・・。一日プランにしてランチでヴェネツィア郷土料理に舌鼓を打つのもいいですね。散策ルートのご相談から、料金まで、お気軽にお問い合わせください。皆さんにヴェネツィアでお会いできるのを楽しみにしています!
お問い合わせは、以下のフォームよりお願いいたします。
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