ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ邸の魅力

ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ邸の魅力

皆さんこんにちは!今回は緑の気持ち良いローマの市民公園、ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ公園(Villa Doria Pamphilj)を紹介します。

さて、Google mapsでローマ広範囲を見てみると、大きく緑に塗られた地帯がいくつもあります。全てではないですが、その多くは昔の貴族の別荘とその敷地であったところなんです。有名なものでは、ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ(Villa Doria Pamphilj)や、ヴィッラ・ボルゲーゼ(Villa Borghese)ヴィッラ・キジ(Villa Chigi)などがあります。

ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ公園

ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ公園(Villa Doria Pamphilj)は、184ヘクタールの敷地面積を誇る、ローマ最大級の公園です。敷地内の一角、ちょうど東側が上の写真のヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ邸があるエリアとなっており、歴史建造物、愛らしい噴水や水道橋の跡などの見どころが集中しています。代わって公園の西側は、今なお広大な敷地内に手付かずの自然が残っています。広大で緑豊かな西側エリアには、小さな湖もあり、週末ともなるとピクニックやジョギング、バードウォッチングをしたりするローマ市民の憩いの場となっています。一息できるカフェ・レストランなどもあります。ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ公園(Villa Doria Pamphilj)は、れっきとした市民公園ですが、今回は、見所たくさんの東側のヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ邸を中心としたエリアを案内します。

ヴィッラとパラッツォは何が違うのか?

あれあれ?ローマの中心部には、ブラジル大使館として使われているパラッツォ・パンフィーリ(Palazzo Pamphili)や、チェンバロというニックネームで知られるパラッツォ・ボルゲーゼ(Palazzo Borghese)、それに、首相官邸として使われているパラッツォ・キジ(Palazzo Chigi )などもありますよね!語頭のヴィッラ(Villa)とパラッツォ(Palazzo)が違うだけで、それぞれ同じ名前です。

さて、それではヴィッラとパラッツォは何が違うのでしょうか?

ヴィッラは日本語でも使われている通り、広大な庭を持つ贅沢な一戸建て住宅です。時代によってヴィッラの概念が少しづつ変わってくるものの、今でも中心部を離れて郊外に行くと、沢山ヴィッラが建っていて、そこで今なお暮らしてる人、セカンドハウスとして所有してる人など、現在は色々います。

今一度400年ほど前のローマに目を向けてみましょう。

教皇が絶大な権力を誇っていたローマでは、昔ながらの貴族であったり、銀行業や貿易によって富を成した家系などが、町の中心部に華やかなパラッツォ、つまり宮殿を建て、日常生活を営んでいました。通常街中のパラッツォは、上空から見るとカタカナの「ロ」の形をしており、内部にちょっとした中庭があるのが典型的です。

それと同時に、これらの裕福な家族は、大抵の場合、余暇を過ごす別荘を中心から少し離れたところに建てました。これらの別邸は、古代彫刻で飾られた広大な庭園や、人工池、狩をするための林などを完備した優雅な別荘地を形成していたのです。

ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ邸もそういった貴族の別荘の一つです。他のヴィッラの多くがそうであるように、ここも現在は市民公園として使われています。

ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ邸の見所

ヴィッラ・パンフィーリ

礼拝堂

ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ邸には、白亜の建物、ベル・レスピーロ館があります。古典を重んじたアルガルディーの企画によるもので、正面には2階に2体、3階にも2体の彫刻が飾られなんとも優美な造りです。館前方は、イタリア式幾何学模様の庭となっています。そりゃあ見れば誰だって入ってみたい気持ちにはなるんですが、悲しいことに、この館と庭だけは、柵に囲まれており、現在国の迎賓館として用いられているために、一般公開はされてないですねえ〜。でも片隅から私が撮ったように、この記事の一番上の写真のような、こんないい写真が撮れますよ!!

ヴィッラ・パンフィーリ公園

キューピッドの噴水

柵の外はローマ市の所有で、先ほど書いたように市民公園になっていますので、寝転ぼうがランニングをしようが勝手です。所々に素敵な噴水や、チャペルなどがあります。因みに、この写真に写っている噴水、キューピッドの噴水と呼ばれてるんです。「ええ?どこにキューピッドがいるの?」実は元々噴水の天辺にいたんですが、崩れてしまって、今では足の付け根の残骸しか残っていません。残念!

ヴィッラ・パンフィーリ公園

トラヤヌスの水道橋

もう一つ忘れてはならないのが、この庭園内に、2世紀のトラヤヌスの水道橋が残っています。1600年代の教皇パウルス5世により復旧され、今でもそこを通る水が、トラステヴェレなどの地域で使われるんですよ。例えば、ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ公園のすぐ近くにパオラ噴水という美しい噴水があります。ローマの町を見下ろすようにジャニコロの丘の上に佇んでいるこの噴水は、一見の価値があります!

ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリの
カフェ、レンタサイクルなど

広大な敷地を誇るヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ公園の西側には、疲れたらちょっと休憩できるカフェ・レストランもあります。オーガニックなブランチを毎日提供している公園内のとても貴重なスポットです。もちろんカフェ・レストランの利用者は、トイレも利用できますよ。

また、これはあまり知られていませんが、公園内ではレンタサイクルもできます。カフェ・レストランや、レンタサイクルの詳細情報に関しては、別途記事にまとめていますので、合わせて参考にしてみてくださいね。

ローマ市民の憩いの公園でレンタサイクリング

ローマ、緑の中のビストロでまったりブランチ

ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ邸詳細

Villa Doria Pamphilj – ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ邸

営業時間: 10月〜2月 7:00〜18:00、3月と9月 7:00〜20:00、4月〜8月 7:00〜21:00
定休日:年中無休
住所:Via di S. Pancrazio, 00152 Roma RM
電話:+39 06 0608(ローマ市文化観光局の専用ダイアルです)
WEBhttp://www.villapamphili.it

公園の入り口:ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ公園の入り口は5か所あります。
①Via Aurelia Antica
②Via Leone XIII (Olimpica)
③Via della Nocetta
④Via Vitellia
⑤Via di Porta San Pancrazio

ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ邸への行き方

バス982番、870番 (Via Vitellia, Via di Porta S.Pancrazio停留所の入り口から入園するのが公園の東側を観光をするのに一番便利です。)
バス31番、33番、180番、791番(Via Leone XIIIの入り口から入園)
バス984番 (Via Aurelia Antica、Via Leone XIIIの入り口から入園)
トラム8番(Largo Argentina駅から乗って、最終駅で下車。徒歩5分でVia Vitelliaの入り口から入園)

アクア・パオラの噴水詳細

Fontana dell’Acqua Paola – アクア・パオラの噴水

アクア・パオラの噴水営業時間: 24時間
定休日:年中無休
住所:Via Garibaldi, 00153 Roma RM
電話:+39 06 0608(ローマ市文化観光局の専用ダイアルです)
WEBこちら
アクア・パオラの噴水への行き方:バス115番、870番

ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ公園内を
一緒にご案内します!

いかがでしたか?今回は、ローマ最大級の公園、ヴィッラ・ドーリア・パンフィーリ公園の魅力を紹介しました。もちろんガイドの案内なら、最も効率の良いルートで時間を最小限に使いながら公園内を観光をすることも可能です!また、公園のみならず、ローマ市内のその他の観光もご一緒にいかがですか?

観光地から観光地の移動、散策中にお洒落なセレクトショップでショッピングをしたり、喜ばれるお土産に最適なショップに寄ったり、美味しいジェラートを頬張りながらローマらしい雰囲気の良い小道を散策したり・・・。一日プランにしてランチでローマ郷土料理に舌鼓を打つのもいいですね。一日観光の場合、他の観光地も盛り込むことができます。もっと効率的に短時間で多くの観光地を見てまわりたい場合には、ドライバー付きの専用車を合わせて手配もできます。特に小さなお子さまや年配のご家族がいらっしゃる場合には、猛暑の専用車での移動は快適で大変喜ばれます。テルミニ駅でのピックアップ、送りももちろんできますので、観光ルートのご相談から、料金まで、お気軽にお問い合わせください。皆さんにローマでお会いできるのを楽しみにしています!

お問い合わせは、以下のフォームよりお願いいたします。

藤 あいこ

藤 あいこローマ公認観光ガイド

投稿者プロフィール

1997年イタリアに移住し、ローマ県及びラッツィオ州公認ガイドとして今まで数多くのお客様をご案内してまいりました。博物館、古代遺跡、教会、そしてヴァティカン市国などローマには限りなく魅力が詰まっています。歴史的、文化的背景を知ればそれぞれの観光スポットを見る目が変わるはずです。それぞれのお客様とのふれあいを大切にし、日本に帰国された後、⎡楽しかった、ローマって本当に良かった!!⎦というメッセージをいただく事が何よりの喜びです。京都出身。現在はローマのアッピア街道の南、カステッリ・ロマーニ丘陵地帯に夫と二人の娘の4人で暮らしています。園芸大好き。日本の野菜を庭で奮闘しながら栽培中。

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