イタリア語を話そう – カフェ編
イタリア旅行の楽しみといえば、各地目白押しの世界遺産見学や観光もそうですが、やっぱり美味しいイタリア料理とカフェ(イタリアではBARと書いて、バールという呼び方をします)でのひと時も楽しみですよね!そして、何と言っても地元の人との何気ない触れ合いというのも良い旅行の思い出になります。滞在先のスタッフや、現地ガイド、ショップの店員、また道を尋ねて助けてくれた人など、色々な場面で出会いがあると思います。そんな人達と少しでも現地の言葉でやり取りできたら、さらに旅の内容が濃くなりそうですよね。
そこでイタリアざんまいでは、各場面で使える簡単なイタリア語をシリーズ形式でどんどん紹介しています。第1回目は、レストランで使えるイタリア語会話を紹介しましたが、第2回目はBAR(バール)でのイタリア語です。読みのカタカナの太字部分にアクセントをおいて発音すると、よりイタリア語らしくなります。文法は気にせず、丸暗記でがんばってください。
とにかく話すことが目的なので、文法的な解説などは割愛します。しかしたとえ完璧に話せなくても、イタリア語を話そうとすると対応が良くなることが結構あります。みなさんも日本に来ている外国の方が、間違っていても日本語を話そうとしていると嬉しい気持ちになりますよね。話せなくて当たり前なのですから、間違いを恐れずにどんどんチャレンジして下さい。
BAR(バール)に入ったら
まずは挨拶
朝食:Buon giorno. – ボン・ジョールノ・・・おはようございます
お昼過ぎ頃から夜まで:Buona sera. – ボナ・セーラ・・・こんばんわ
イタリアでは挨拶はとても重要です!どんなお店でも、挨拶をしない客はあまり良い顔をされませんので、しっかりと挨拶しましょう。朝は「Buon giorno」と挨拶をしますが、お昼過ぎ頃からは「Buona sera」となります。
BARでのカウンター利用の場合とテーブル席利用の場合
基本的に、イタリア人はBAR(バール)を利用する際には、カウンターで立ち飲みが基本です。カウンターを利用するときには、会計は先にレジで済ませ、レシートを持ってカウンターでオーダーします。
テーブル席に着くときには、Possiamo sedere?. – ポッシアーモ・セデーレ?・・・座ってもいいですか?
と聞いてから着席しましょう。
人数を聞かれた場合の言い方
Siamo in 4 (quatro). – シアモ・イン・クゥアットロ・・・4人です
数字- 1:uno – ウーノ
- 2:due – ドゥーエ
- 3:tre – トレ
- 4:quattro – クゥアットロ
- 5:cinque – チンクウェ
- 6:sei – セイ
- 7:sette – セッテ
- 8:otto – オット
- 9:nove – ノーヴェ
- 10:dieci – ディエーチ
席に通されてから
メニューが手渡されます
Grazie. – グラッツェ・・・ありがとう
メニューを渡してくれたり、頼んだ飲み物や食べ物が運ばれたり、食べ終わったカップやお皿を下げてくれたりした時に、さりげなくお礼を言うと店員さんも悪い気はしませんし、良いお客さんとして扱ってくれます。
Per favore. – ペル・ファボーレ・・・お願いします
何かを頼む時には、この一言を添えるだけで丁寧な印象になります。
飲み物のオーダー
イタリアではお水もオーダーしなくてはいけません。
Un’acqua naturale. – ウナ・アックア・ナトゥラーレ・・・ガス無しのお水を1つ
Un’acqua frizzante. – ウナ・アックア・フリッザンテ・・・ガス入りのお水を1つ
Un’acqua leggermente frizzante. – ウナ・アックア・レッジェルメンテ・フリッザンテ・・・微発砲のお水を1つ
ワインやビールをオーダーするならば
Una bottiglia di vino bianco / rosso. – ウナ・ボッティーリア・ディ・ヴィーノ・ビアンコ/ロッソ・・・白/赤ワインを1本
Un bicchiere di vino bianco / rosso. – ウン・ビッキエーレ・ディ・ヴィーノ・ビアンコ/ロッソ・・・白/赤ワインをグラスで1杯
Due birre alla spina piccola / media / grande. – ドゥエ・ビルレ・アッラ・スピーナ・ピッコラ/メディア/グランデ・・・生ビール小/中/大を2つ
コーヒーをオーダーするならば
Un caffè. – ウン・カッフェ・・・エスプレッソを1つ
Un cappucino. – ウン・カップチーノ・・・カプチーノを1つ
Un caffè latte. – ウン・カッフェ・ラッテ・・・カフェラテを1つ
Un caffè americano. – ウン・カッフェ・アメリカーノ・・・アメリカンコーヒーを1つ
Un caffè freddo. – ウン・カッフェ・フレッド・・・アイスコーヒーを1つ(エスプレッソのアイスコーヒー)
その他のカフェでのオーダー
Un succo d’arancia. – ウン・スッコ・ダランチャ・・・オレンジジュースを1つ
Un gelato. – ウン・ジェラート・・・ジェラート(アイスクリーム)を1つ
Una Cola Cola. – ウナ・コカコーラ・・・コカコーラを1つ
Un cornetto (Brioche). – ウン・コルネット(ウン・ブリオッシュ)・・・クロワッサンを1つ(ローマではコルネットと呼ばれます)
Una torta di mela. – ウナ・トルタ・ディ・メーラ・・・りんごケーキを1つ
みんなでシェアしたい時
Dividiamo. – ディビディアーモ・・・私たちはシェアします
と言うと取り分け用のお皿を持ってきてくれます。
食べている途中に店員さんが
Tutto bene? – トゥット・ベーネ?・・・全て良いですか?
Tutt’a posto? – トゥッタ・ポスト?・・・問題ありませんか?
Buono? – ブォーノ?・・・おいしい?
Ci piace? – チ・ピアチェ?・・・お気に召しました?
などと聞いてくる事があります。そんな際には、
Buono. – ブォーノ・・・おいしいです
Buonissimo. – ブォニッシモ・・・すごくおいしいです
Troppo buono. – トロッポ・ブォーノ・・・おいしすぎ!
と返事します。
帰り際に
お会計
Il conto perfavore. – イル・コント・ペルファボーレ・・・お会計をお願いします
ペルファボーレは英語でいうところの please – プリーズです。最後にペルファボーレをつけると、より丁寧な言い方になるので、オーダーの際にも最後につけると印象がよくなります。レストランでは基本的に会計はテーブルで済ませますが、BAR(バール)ではテーブル、もしくは店内のレジで済ませる場合もあります。あまり店員さんがテーブルに来てくれないようなら、レジに行って支払っても問題ありません。
BAR(バール)を出る時
Grazie. – グラッツェ・・・ありがとうございました
ミーレは数字の1000で、これをつけるととても感謝しているという意になります。
Arrivederci. – アリべデールチ・・・さようなら(それではまた、といった意味合いになります)
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