あまり知られていないのですが、イタリアでは毎年12月8日 の祝日(聖母無原罪の御宿りの日)にクリスマスツリーを飾るのが一般的な家庭の習慣になっています。日本ではクリスマスシーズンが終わるとすぐに街中にしめ縄や飾り餅などのお正月商品が街を賑わし、まるでクリスマスなど存在しなかったかのように一瞬にして、街の雰囲気ががらっと一変しますが、イタリアでは12月8日にクリスマツリーを飾った後も、1月6日の公現祭(エピファニア)の祭日までそれぞれの家庭でツリーを楽しみます。
もともとはイエスの誕生の記念として祝われていた1月6日の公現祭は、東方の三賢人がイエスに贈り物を持って遥々国を超えイエスの誕生を祝いに来た、という言い習わしから、現在も、イタリアでは12月25日から1月6日までの12日間が降誕節としてイエスの誕生を祝う期間とされています。そのため、クリスマスツリーも1月6日まで楽しめるというわけなのです★
ちなみに、イタリアでは子どもたちはこの公現祭の日にプレゼントをもらうのが一般的でした。現在は、サンタクロース知名度普及(?)もあり、12月25日にプレゼントをもらう子どもがほとんどですが、大抵の家庭では、1月6日にもプレゼントを用意しているようです。処違えば習慣も全く違い、面白いですよね♪
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